怒っているお父さんは、実はとても困っている。
ご訪問ありがとうございます。 不登校・家族関係カウンセラーの宮崎です。
以前に比べると減ってきているように感じますが、お子さんが学校へ行かないとなると、怒り出すお父様がいらっしゃいます。
そして、その状態が長く続きます。
お母様の方は、初めは怒ったりしますが、目の前の子どもを見て感じたり、カウンセリングを受けたり、本を読んだり、色々されて、その怒る状態から変化されていくように感じます。
でも、お父様は、子どもとあまり接していなかったり、カウンセリングにも行きませんから、それまでの、自分の考えや経験の中だけで、今の子どもの状態を判断します。
普通、学校というのは、嫌なことがあっても毎日行くところ、行かないなんていう選択肢はないという考えを持っていて、それを手放すことができません。
なので、学校へ行っていないということが、どうしても受け入れられません。
今まで、自分が苦労して、頑張ってきたこと、大切にしてきたことを否定されたような気分になってしまって、怖くて怖くて、どうしていいのかわからなくてしまいます。
子どもは、
学校へ行くことが自分にとって、苦しい、
自分を大切にしたい、
お父さん、お母さん、助けて!
と、思っているだけなのに、
自分の思い込みや信念が、お父様の心の中にたくさん覆いかぶさっていて、子どものありのままを見ることができません。
”子ども” が学校へ行っていないのに、”自分” が責められているような気がして、
世間に何て言われてしまうんだろうと、怖くて怖くて、とにかく自分を守るので精一杯になってしまいます。
なので、母親のせいにしたり、子どもを怒ることで、何とか自分を保っている・・、そんな状態のお父様になってしまいます。
別に、お父様を責めているわけではありません。
”今”は、そうなっているだけなのではないでしょうか・・、ということです。
誰でも、最初は戸惑ったり、怒ったり、様々な感情になると思います。
でも、そこからどうするかは、その人の選択次第になります。
いつまでも、自分(お父様が)と向き合うことを避けて、お子さんのことばかりを責めて、怒っていても、それが続くだけだと、私は思っています。
ここは、ちょっと苦しいかもしれませんが、
”子ども” をどうにかするのではなくて、
お父様が自分と向き合って、
ありのままのお子さんを受け入れられる自分に変わることで、全て始まるように思います。
でも、これも決めるのは、その方の自由意思です。
どっちにしても、苦しいと思います。
学校へ行かない子どもを、ずっと見ているのも苦しい、
自分と向き合うのは、自分の嫌なところを見たり、考えを否定されるような気がして苦しい。
(考えを否定するようなことはしませんが・・。)
でも同じ苦しくても、自分と向き合うことの方は、その後、子どもの元気と笑顔が待っていると私は思っています。
今は様々な情報があったり、これだけ不登校のことも言われていますので、分かっているつもりの方も多いと思います。
でも、もし今困っているという自覚はなくても、子どものことでイライラしている、つい怒ってしまう、というお父様は、お子さんではなく、まず、ご自分と向き合われることをおすすめします。
怒っている人は、困っている人、です。
自分がもし困っているって気づいたら、自分に優しくしてあげる。
お子さんが困っていたら、一番身近にいる親御さんが優しくしてあげる。
これ、普通のことかな、と思います。
親御さんがお子さんのサポートができたら、それが子どもにとっても一番嬉しいことだと思います。
怒ったいるだけでは、逆効果です。
怒っている人、自分を受け入れていない人からのサポートは、誰だってパスしたくなります。
大丈夫ですか?
怒っていませんか?
困っていませんか?
小田原南足柄カウンセリングSUN/心理カウンセラー(家族関係心理士)宮﨑 真由子でした。
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